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認知行動療法・集団認知行動療法とは?メリットを紹介

本記事では、注目を集めている認知行動療法の内容と治療の流れについて紹介します。

また、認知行動療法のデメリットや集団認知行動療法の特長も取り上げています。

認知行動療法とは?

認知行動療法とは、物事の捉え方を変化させて対応すること

認知行動療法とは、1970年代にアメリカで開発され、1980年頃より日本でも広まったストレス軽減やメンタルヘルス治療に用いられる精神療法のひとつです。

ストレスとなる要因を取り除くのではなく、認知(物事の感じ方・受け取り方)の偏りを直し、精神疾患を治療することを目的としています。

われわれは日常的に自分の置かれた状況について主観的に判断を行なっています。しかし、強いストレスを受けている状況では的確な判断ができず、またその事象に対して適応することが難しくなってしまいます。

その上、不安感や抑うつ症状が強まることで、さらに的確な判断が出来なくなってしまうという悪循環が発生する恐れがありす。

認知行動療法はうつ病だけでなくパーソナリティ障害や摂食障害、統合失調症、ストレス関連障害に効果があるといわれています。

認知行動療法の効果があるとされる疾患

  • うつ病
  • 摂食障害
  • パニック障害
  • 統合失調症
  • 強迫性障害
  • PTSD(心的外傷後ストレス障害) など

認知行動療法の内容と治療の流れ

厚生労働省が公表している「うつ病の認知療法・認知行動療法 治療者用マニュアル」には、認知行動療法の進め方が記載されています。

認知行動療法の治療は、1回30分程度の対面式の面接を中心に行なわれ、原則16回~20回程実施されます。

目的やアジェンダについては以下の表にありますが、この面接で話し合った内容について、実生活における検証を行なうことが課題となっています。

そして、この他にフォローアップの面接を行なうケースもあるようです。

また、認知行動療法は日常生活にて治療を行なっていき、主な治療の流れは以下のようになっています。

▼認知行動療法の治療の流れ

①患者を一人の人間として理解し、患者が直面している問題点を洗い出して治療方針を立

てる

②自動思考に焦点をあて認知の歪みを修正する

③より心の奥底にあるスキーマに焦点を当てる

④治療終結

認知行動療法のデメリット

前述してきたようにメリットが多い認知行動療法ですが、デメリットといえるものもあります。

例えば、認知行動療法は、薬物療法と比較すると即効性に欠ける点が挙げられます。

また、1時間程度の面接を約16~20回行なうため、治療を受ける人にとって、時間と費用のコストが発生します。

そして、認知行動療法を行なっている医療機関も限られていますので、場合によっては住まいの近くで受けられないことも考えられます。

集団認知行動療法の内容

集団認知行動療法は、一般的に2~10名程の人数で認知行動療法のプログラムに取り組むことです。

参加者それぞれが悩みや物事の捉え方を話し合い、また意見の交換を行なうことで、認知に働きかけるようにしていきます。

個人に対して行なわれる認知行動療法よりも低コストで実施することが可能であるため、集団認知行動療法が多いに注目されています。